プレスリリース(抄訳) 2020年4月9日

Gap Inc. 2019年度第4四半期および通期の業績を発表

 

Gap Inc.(NYSE: GPS)は本日、2019年度第4四半期および通期の業績、2020年度のガイダンスとともに、経営体制の変更を発表しました。

暫定CEOのBob Fisherは次のように語りました。「2019年度は厳しい年となりましたが、私たちのチームと彼らのGap Inc. に対する真摯な取り組みを誇りに思います。彼らの努力のおかげで、主にOld Navyの売上改善に起因し、この四半期に業績は安定化に向かい始めました。現在の事業環境には新たな課題も生じましたが、必要とされる変革を実現するためのSoniaのリーダーシップと能力を信頼しています」

四半期および通期の収益
決算書ベースでは2019年度第4四半期の希薄化後1株当たり損失は0.49ドル、2019年度通期の希薄化後1株当たり利益は0.93ドルでした。調整済1株当たり利益は2019年度第4四半期は0.58ドル、2019年度通期は1.97ドルでした。調整済希薄化後EPS(非GAAP財務指標)については本資料後半の財務諸表内のGAAP財務指標と比較参照してください。

第4四半期の決算には当社旗艦店のストア資産とオペレーティングリース使用権資産に関連した2億9,600万ドルの減損損失が含まれます。スペシャルティストア店舗網の合理化の取り組みの結果として、当社は旗艦店のマーケティングおよびブランド認知度向上のツールとしての重要度の低下を踏まえ、旗艦店の運営戦略を見直しました。具体策として第4四半期にはGapとOld Navyのタイムズスクエア店などの旗艦店を閉店もしくは転貸する案を検討し始めました。減損費用の大部分は、マイナスの店舗利益、長期におよぶ賃貸借契約、市場賃料の著しい下落など、タイムズスクエア店のオペレーティングリース使用権資産に関連しています。当期は先日決定されたOld Navyの分社化中止に伴い、今後転用できない固定資産の処分や解約不能な契約に基づく債務など、高額な費用が発生しました。第4四半期の分社化関連費用は1億8,900万ドルとなりました。

経営体制の変更
先日発表された2020年3月23日付のSonia SyngalのCEO就任に続き、本日Gap Inc. はさらなる経営陣の変更を発表しました。Old NavyのCFOを務めるKatrina O’ConnellがGap Inc. のCFOに就任し、2017年1月より同職にあるTeri List-Stollの後任を務めます。円滑な引継ぎのため、List-Stollは数か月間Gap Inc. に残る予定です。

「KatrinaはGap Inc. のブランド部門、管理部門の両方で20年以上におよぶキャリアを築いてきました。彼女はファイナンス、ポートフォリオマネージメント、戦略に精通していることに加え、インベントリーマネージメントを率いていた頃に発揮していた高い経営能力を有しています。これらの資質を併せ持つ彼女は、この役職の唯一無二の適任者です」とGap Inc. 次期CEOのSonia Syngalは語りました。「この3年間Old Navyで成長ロードマップを共に構築し、ブランドを率いるパートナーとして彼女と仕事ができたことは幸運でした。新しい役職で彼女と共に働けるのを楽しみにしています」

下記はその他の役員人事の一部です:

  • Mark BreitbardはGap Inc. のスペシャルティブランド、およびアジアビジネスとフランチャイズを率います。
     
  • 取締役会と経営陣がOld NavyのプレジデントおよびCEOの人材を社内外で探す間、Nancy GreenがOld Navyを率います。

上記はすべて3月23日付の人事変更です。

既存店売上高
当社の2019年度第4四半期の既存店売上高は前年の1%減に対し、1%減でした。第4四半期のブランド別既存店売上高は以下のとおりです:

  • Old Navyグローバル:前年同期の横ばいに対し、同じく横ばい
  • Gapグローバル:前年同期の5%減に対し、5%減
  • Banana Republicグローバル:前年同期の1%減に対し、横ばい
  • Athleta:前年同期の7%増に対し、2%増

当社の2019年度通期の既存店売上高は前年の横ばいに対し、3%減でした。2019年度通期のブランド別既存店売上高は以下のとおりです:

  • Old Navyグローバル:前年同期の3%増に対し、2%減
  • Gapグローバル:前年同期の5%減に対し、7%減
  • Banana Republicグローバル:前年同期1%増に対し、2%減
  • Athleta:前年同期の9%増に対して5%増

2019年度第4四半期および通期の業績

  • 2019年度第4四半期の純売上高は47億ドルで、前年比1%増でした。2019年度通期の純売上高は164億ドルで、前年比1%減でした。
    • 外貨のUSドル換算により、2019年度第4四半期の純売上高は約700万ドルのプラスの影響を、通期では約6,100万ドルのマイナスの影響を受けました。[1]
    • 2019年度第4四半期および通期の純売上高に関する詳細は本資料後半の財務諸表に記載されています。

本リリースには非GAAP財務指標の調整済1株当たり利益、調整済売上総利益、調整済粗利益、調整済営業利益が含まれます。上記指標に最も直接的に対応するGAAP指標との比較についてはの本資料後半の財務諸表をご参照ください。

  • 2019年度第4四半期の売上総利益は16億7,000万ドルで、前年比2%増でした。2019年度通期の売上総利益は61億3,000万ドルで、前年比3%減でした。
     
  • 2019年度第4四半期の調整済売上総利益は17億ドルで、前年比3%増でした。2019年度通期の調整済売上総利益は61億6,000万ドルで、前年比3%減でした。
     
  • 2019年度第4四半期の売上総利益率は35.8%で、前年比で20ベーシスポイント増でした。2019年度通期の売上総利益率は37.4%で、前年比で70ベーシスポイント減でした。
     
  • 2019年度第4四半期の調整済売上総利益率は36.3%で、前年比で70ベーシスポイント増でした。2019年度通期の調整済売上総利益率は37.6%で、前年比で50ベーシスポイント減でした。
     
  • 2019年度第4四半期の営業利益率は5.2%減で、前年は8.0%でした。2019年度通期の営業利益率は3.5%で、前年は8.2%でした。
     
  • 2019年度第4四半期の調整済営業利益率は5.9%で、前年比で210ベーシスポイント減でした。2019年度通期の調整済営業利益率は6.4%で、前年比で180ベーシスポイント減でした。
     
  • 2019年度第4四半期の実効税率は27.6%でした。当期の実効税率は、当期中に発生した再編費用と減損費用に関連する非現金税金の影響を反映し、約8パーセントポイント引き上げられました。
     
  • 2019年度通期の実効税率は33.5%でした。2019年度の実効税率は、米国財務省による税制改革の追加措置を受けて当年に行った2017年度の納税額の調整と、再編費用と減損費用に関連した非現金の税金の影響を反映しています。これらの影響により、実効税率は約8パーセントポイント上がりました。
     
  • 2019年度第4四半期末の棚卸資産は21億6,000万ドルで前年比1%増となり、これは主にJanie & Jackの買収と新店舗開店に必要となった在庫に起因しています。
     
  • 2019年度第4四半期中、当社は290万株の自社株式を5,000万ドルで買い戻しました。また、2019年度通期では1,040万株の自社株式を2億ドルで買い戻し、2019年度末の発行済株式数は3億7,100万株となりました。
     
  • 2019年度第4四半期の1株当たり配当金は24.25セントでした。さらに2020年3月4日には、当社の取締役会において2020年第1四半期の1株当たり配当額を24.25セントとすることが承認されたと発表しました。

2019年度第4四半期末の現金、現金同等物、短期投資の残高は17億ドルでした。営業活動に伴う純現金収入から有形固定資産の取得による支出を差し引いた2019年度通期のフリーキャッシュフローは前年度の6億7,600万ドルに対し、7億900万ドルでした。非GAAP財務指標であるフリーキャッシュフローについては本資料後半の財務諸表内のGAAP財務指標と比較参照してください。

2019年度通期の設備投資額は7億200万ドルでした。

当社は2019年度末の時点で42か国で3,919店舗を展開しています。その内の3,345店舗が直営店です。

2020年度の見通し

「刻一刻と変化するコロナウイルスを取り巻く状況により、当社はサプライチェーンおよび顧客の需要の両方に対する影響の見通しが不透明な時期を迎えています」とSonia Syngalは語りました。「50年の歴史の中でGap, Inc. は数々の嵐を切り抜けてきました。私たちの健全な賃借対照表とキャッシュフローに加え、重要ベンダーとの信頼関係がこの試練の時期に大いに力を発揮します。私たちは現在、今後競争力を発揮できる企業としての態勢を確実に整えるための断固たる行動に注力しており、この数週間を切り抜けてきたチームのたゆまぬ努力には目を見張るものがあります」

1株当たり利益
Gap Inc. は、2020年度の希薄化後1株当たり利益は決算書ベースで1.23ドルから1.35ドルの範囲になると見込んでいます。既に発表されたGapブランドスペシャルティストアの再編計画に関連した費用を差し引くと、調整済希薄化後1株当たり利益は1.80ドルから1.92ドルの範囲になると見込んでいます。
2020年度のガイダンスにはコロナウイルス大流行の影響の概算はほぼ取り入れていませんが、例外的に、第1四半期のアジアとヨーロッパへの影響額として売上約1億ドル、希薄化後1株当たり利益は0.10ドルのみ加味しています。これらの地域やアメリカを含めた他の地域でのサプライチェーンへの影響や需要の低下といった今後起こりえる混乱を含め、規模を拡大中のコロナウイルス大流行の影響に対して現時点で妥当な概算を提示することは不可能です。現在の動向が著しく悪化した場合、そうした概算は大きく変わる可能性があります。

売上
Gapスペシャルティストアの店舗再編を継続するため、2020年度の既存店売上高と純売上高は一桁台前半にとどまることを見込んでいます。

実効税率
当社は決算書ベースの2020年度の実効税率は約30%になると見込んでいます。また、再編費用にかかる非現金税金の影響を差し引くと、2020年度の調整済実効税率は約26%になると見込んでいます。

自社株式買い戻し
コロナウイルスの大流行など数々の要因に端を発する現在の経済の不安定性を踏まえ、当社は2020年度の自社株式買い戻しを延期する意向を発表しました。

設備投資
2020年度の設備投資額は約6億ドルになると見込んでおり、これには継続中のオハイオ州にある物流センターの増築にかかる約5,000万ドルの費用が含まれています。

不動産
2020年度は開店や店舗移転による増減を差し引きし、直営店約90店舗を閉店することを見込んでいます。また当ガイダンスには、Gapブランドの国内外約170店の閉店が含まれており、その大部分は2020年度第4四半期に閉店する見通しです。Old NavyとAthletaに重点を置く出店計画に変更はありません。

ウェブキャストおよびカンファレンスコールについて
本日、太平洋時間午後2時頃から3時頃に、当社の2019年度第4四半期および通期の業績について概要説明を行います。この内容はカンファレンスコールおよびウェブキャストで実況中継されます。
カンファレンスコールへアクセスするには1-855-5000-GPSまたは1-855-500-0477(参加者用パスコード:7436665)に、海外からアクセスする場合は1-323-794-2078に電話してください。ウェブキャストはwww.gapinc.comよりアクセスできます。

将来の見通しに関する記述について
本プレスリリース及び関連するカンファレンスコールやウェブキャストには、1995年米国私的証券訴訟改革法の「免責」条項に定義される将来の見通しに関する記述が含まれています。純粋に過去の事実に基づく記述以外はすべて将来の見通しに関する記述です。将来の見通しに関する記述は、「予想する」、「見込む」、「考える」、「推定する」、「意図する」、「予定である」、「見積もる」などの用語やこれらに類似した表現によっても識別することができます。将来の見通しに関する記述には以下に関する記述が含まれます。2020年度1株当たり利益、2020年度第1四半期および通期におけるコロナウイルス流行による影響(需要の低迷および供給網の混乱等)、2020年度既存店売上高、2020年度純売上高および売上高成長率、2020年度実効税率、2020年度の負債返済、2020年度の自社株買いの中止、2020年度設備投資、2020年度中の閉店、新規開店および店舗移転(時期、費用、ブランド別の比率を含む)、中国繊維工場の生産スケジュール、データおよび分析への投資の影響、Athletaの売上目標20億ドル達成、旗艦店の用地を含む買収や転貸による、利益率の低い店舗への既存リースの影響、2020年度の賃借料と施設費のレバレッジ、2020年度の関税の影響、経費管理の統制、配当の維持、2020年度は自社株買いより負債削減を優先、2021年度債券の借り換え、スペシャルティストア閉店関連費用およびその他の課題を含む2021年度の再編成関連費用、利益が出ており成長基調のブランドに的を絞る等の慎重な投資、Banana Republicの利益率改善、Gapブランドのアクションプランの作成。
これらの将来の見通しに関する記述にはリスクや不確定要素が含まれるため、将来の見通しに関する記述に記載されている内容から当社の実績がかけ離れる原因となる重要な要素も存在します。これらの要素には以下のリスクが含まれますが、これらに限定されません。いずれのリスクもGap Inc. の財政状態、経営成績、信用に悪影響を与える可能性があります:決算の過程または当社が財務情報に調整を加える必要が生じ得る後発事象の結果として生じる追加情報発生のリスク、当社または当社のフランチャイズ加盟社が衣料品の流行や消費者嗜好の変化の評価に失敗するリスク、米国や国際市場における当社事業の激しい競合性、戦略的取引への参加またはその模索に関連するリスク、当社のブランドイメージの維持・向上・保護に失敗するリスク、主要幹部の後任人事や人材の保持、有能な人材の継続的誘致に失敗するリスク、カスタマー、デジタル、オムニチャネルショッピングに関する取り組みへの当社の投資が期待通りの結果をもたらさないリスク、当社が効果的在庫管理に失敗するリスク、グローバル調達と製造に関連した当社事業(費用および供給網を含む)に対するリスク、当社が費用の増加・法律違反・法律上および財務上の重大なリスク・当社のセキュリティ対策への信頼喪失をもたらす恐れのあるデータの漏洩およびその他のセキュリティ違反にさらされるリスク、当社のITシステムの障害、更新、変更により事業活動に支障をきたすリスク、世界経済の状況または個人消費傾向に変化が生じるリスク、経験の少ない地域での事業活動能力等の当社の国際的な事業拡大への取り組みに対するリスク、当社または当社のフランチャイズ加盟社が新店舗の開店地の特定・交渉・確保や、既存店のリース契約の効果的な更新・改定・解約に失敗するリスク、ベンダーが当社の定めるベンダー行動規範を順守できない場合など、海外からの商品輸入に関連した当社の評判や事業活動に対するリスク、当社のフランチャイズ加盟社によるフランチャイズ店運営が当社の直接の管理下になく、当社のブランド価値を傷つけうるリスク、貿易問題が費用の増大や当社への衣料品供給量の縮小を引き起こすリスク、外国為替レートの変動リスク、既存店売上高や利益率に変動が生じるリスク、当社の信用力の変化や市場環境の悪化により当社の金融資本市場へのアクセスが制限されるリスク、規制または行政の見通しが変化するリスク、自然災害・公衆衛生の危機・政治危機・世界的な気候の悪化・その他の大惨事が起きるリスク、当社のプライベートレーベルや提携クレジットカードに関連する当社のクレジットカードの取り決めにより収益やキャッシュフローが減少するリスク、新会計基準の適用によって将来の業績に影響が生じるリスク、当社が自社株式買戻しプログラムに従って購入を見込んでいる株式の一部または全部の買い戻しを行わないリスク、当社が種々の法的手続き・訴訟・紛争・賠償請求に対する弁護に失敗するリスク。

見通しと異なる業績をもたらす可能性のある要素に関する追加情報は、2019年2月2日を末日とする会計年度のForm 10-Kに記載されている年次報告書および米国証券取引委員会に今後提出する報告書をご参照ください。

これらの将来の見通しに関する記述は2020年3月12日付けの情報に基づいています。経験や将来の変化によって、明記または示唆された業績見通しが実現しないと明らかになった場合でも、当社は将来の見通しに関する記述を公式に改訂または修正する義務を負いません。

Gap Inc. について
Gap Inc.は、Old Navy、Gap、Banana Republic、Athleta、Intermix、Janie and Jack、Hill Cityの各ブランドを通じてメンズ、ウィメンズ、キッズそしてベイビー向けのウェアとアクセサリー、パーソナル・ケア製品を展開する世界的専門小売企業です。2019年度の売上は164億ドルであり、直営店舗とフランチャイズ店舗およびオンライン販売を通じて、世界90カ国以上で商品を提供しています。さらに詳しい情報はwww.gapinc.comをご覧ください。

*リリース全文はこちら

 

[1]2019年度第4四半期と通期に適用される為替レートを2018年度第4四半期と通期の純売上高に当てはめ、純売上高に対する外貨換算の影響を算出しました。この目的は為替レート変動の影響を排除し、売上の実質的な動向をより明確に把握することです。
当社の財務諸表はこちらをご覧ください。