プレスリリース 2020年3月9日

 

50万人の成人女性と10代の少女がGap Inc. が全世界で展開する教育・ライフスキル訓練プログラムを修了

新規パートナーシップによりプログラム提供地域が拡大

 

ギャップジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:マシュー コリン)はギャップジャパンの米国本社である、Gap Inc.が 、3月8日の国際女性デーに先立ち、50万人以上の成人女性と10代の少女が、Gap Inc. 独自の教育・ライフスキル訓練プログラム「P.A.C.E. 」(Personal Advancement & Career Enhancementの略で、個人の能力とキャリアの向上の意)を修了したことを発表しました。当社は、現在このプログラムを17か国で展開しています。Gap Inc. は、すべての女性は可能性を最大限に発揮する機会を与えられてしかるべきであるという信念のもと、サプライヤーとともに運営する300以上の工場が連なるアパレルサプライチェーンで働く女性に向け、2007年にP.A.C.E. プログラムの提供を開始しました。以来、同プログラムの展開地域を拡大し、農牧地域、学術機関、職業訓練機関、緊急救援センターといった場所でより多くの女性にプログラムを届けることを目指しています。プログラムの高い評価結果、受講者の反応、独立機関による調査結果をもとに、Gap Inc. は非営利団体、政府間組織、政府機関、コミュニティ団体、新規企業パートナーと提携し、継続的にP.A.C.E. の内容を改良し、規模を拡大させてきました。 

Gap Inc. は先日、アバクロンビー・アンド・フィッチ、エイブリィ・デニソン、ハズブロ、ニューバランス、フィリップス・バン・ヒューゼン、飲食品メーカーの旺旺グループ(中国)へP.A.C.E. カリキュラムおよび技術トレーニングの無償ライセンスの提供を開始し、P.A.C.E. をアパレル業界以外のサプライチェーンにも広めています。

さらに、P.A.C.E. カリキュラムは、避難を余儀なくされた人のためにも必要不可欠なスキルのトレーニングを提供しています。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、ヨルダンとトルコの難民施設へのトレーニング拡大を支援しました。昨年、Gap Inc. と国際移住機関(IOM)は、バングラデシュの難民施設におけるIOMによるP.A.C.E. プログラムの提供を可能にするための協定に署名しました。Gap Inc. は、カンボジアの女性小規模農家へプログラムを提供するためHeifer International(へファーインターナショナル)と提携したほか、グアテマラ、ニカラグア、タンザニア、インドの都市、農牧、先住民の各地域ではProject Concern International(プロジェクトコンサーンインターナショナル)と提携しプログラムを実施します。インドでは、Self Employed Women’s Association(女性自営者協会、略称SEWA)が現在、一地域でのP.A.C.E. の拡大としては最大規模のプロジェクトを率いています。  

「成人女性と思春期の少女が自信と知識を持ち、将来設計ができるよう支援するプログラムを立ち上げ、それに投資していることを誇りに思います」。とギャップ財団のプレジデント、Susan Goss Brownは述べました。「私たちにとっても、業界のリーダー、非営利組織、調達パートナー、そして他にこのプログラムの発展を支えてくれた方々にとっても、P.A.C.E. の力は明白です。私たちが力を合わせれば、世界中の何百万人もの女性とその家族の生活基盤を強化できます」 。 

インドネシアに住むEmawatiという名の若い女性は、P.A.C.E. を通じて習得したスキルを活かし、自らの人生の舵を取り始めました。勤務先工場でこの職場訓練プログラムを修了したとき、彼女は「P.A.C.E. の家計に関する学習単元では、家計管理の方法と長期目標の立て方を学びました」と話しました。その後、副業としてヘッドスカーフのオンライン販売を始めたという彼女はこう続けました。「インドネシアのすべての女性のロールモデルになりたいです。女性も自分の力で収入を得ることができ、男性に依存する必要はありません!」 

Emawatiのストーリーは、有益なスキルを習得した他の数十万人もの女性のストーリーの一つに過ぎませんが、今後何世代にもわたり女性たちの家庭やコミュニティに利益をもたらすでしょう。プログラム受講者のアンケート調査と独立機関による評価からは、P.A.C.E. を受講した女性は、知識、スキル、生産性が向上しただけでなく自尊心や自信が深まったことが分かっています。各地域の優先事項や慣習に合わせた内容に設定されている同プログラムのカリキュラムには、コミュニケーション、問題解決、時間管理、ストレスマネジメント、健康とリプロダクティブヘルス、上下水の衛生と衛生管理、法的リテラシー、金融リテラシーをはじめとするコースが網羅されています。 

International Center for Research on Women(国際女性研究センター、略称ICRW)のプレジデント、Sarah Degnan Kambouは、「P.A.C.E. は工場で働く女性およびその近隣に住む女性と少女に向けたライフスキルプログラムとして、私が関わった中で最も歴史が長く、成功を収めているものの一つです。P.A.C.E. が非常に多くの女性と少女に届けられるよう、プログラム拡大を想定し、思慮に富んだアプローチによって構成されていることにも感銘を受けました。ICRWによる分析をもとに、P.A.C.E. は自己効力感を150%、職場における影響力を100%向上させるなど大きな効果があると評価しました。この大切な取り組みのパートナーであることを誇りに思います!」ICRWは長年にわたり、P.A.C.E. の戦略的アドバイザーを務めています。 

また、Gap Inc. は貧困撲滅に取り組む大手国際組織CAREとも長期にわたるパートナーシップを結んでいます。CAREは、バングラデシュ、エチオピア、インドネシア、ハイチ、インドをはじめとする11か国で女性やコミュニティを対象にP.A.C.E. を実施する上で欠かせない存在です。

「CAREは10年以上にわたりP.A.C.E. プログラムにおいてGap Inc. のパートナーを務め、女性の社会的、経済的エンパワメントの推進と、女性が可能性を最大限発揮できるよう取り組んできました。P.A.C.E. のトレーニングを修了した女性は、習得したスキルを活用し、家庭での意思決定、コミュニティのインフラ整備、事業拡大のための融資獲得などにおいて発言力を持つよう唱えています。自尊心、コミュニケーション、そして自分の意志を主張する力の向上は彼女たちの人生に転機をもたらし、ひいては女性の家族やコミュニティに波及効果をもたらします。このプログラムは女性たちの人生をまさに変えています」と、CARE USAのプレジデント、CEOであるMichelle Nunnは述べました。 

Gap Inc. のP.A.C.E. プログラムの詳細
Gap Inc. のグローバルサステナビリティ戦略は一部において国連「持続可能な開発目標」(SDGs)を指針としており、P.A.C.E. プログラムは特にSDGの目標4と5を支援しています。P.A.C.E. はGap Inc. が人権およびジェンダーの平等の観点から水不足問題に取り組む「女性と水」戦略にも示唆を与えてきました。P.A.C.E. は財務会計能力トレーニングを通じ、Gap Inc. がティア1に分類する全サプライヤーにおいて、給与支給を電子決済に移行するという同社のゴールも支援しています。